こんにちは、プロタイムズ沖縄中央店の山城です。

連日肌に突き刺さる様な猛暑日が続いておりますが、

みなさん、塩分･水分補給はこまめに取られていますか？

 

 

さて、今回は着工中の現場で事前調査時の予測を

はるかに上回る建物劣化についてご紹介します。

まずは鉄筋が腐食してコンクリートを外部に押し出す

症状で「爆裂」という症状があります。

通常、私達はこの爆裂を打診棒・ハンマーなる専用の器具を

使い外壁を軽くたたいたり・軽くなぞる事で音の違いにより

判別します。（打診検査）

もちろん目視ですぐに爆裂とわかるものも多くありますが、

目視では健全な躯体に見えても打診検査を行うと左官の剥離

さらには爆裂の症状は以外に多いです。

今回、こちらの物件は上記の様な打診検査を入念に行ったにも

関わらず着工後、削岩機ではつり作業(劣化コンクリートの除去)

を行ったところ、「これでもか」と言わんばかりにコンコリートが剥がれ落ちてきたのです！

上の写真は屋上スラブと軒裏が貫通しました！

驚きですよね。

更に屋上の防水についても当初1平米(1ｍ×1ｍ)ほどの防水材の

膨れを除去したところ、みるみる剥がれ出し結果がこれです！

力をかけなくてもドンドン剥がれました。

8割近く剥がれました。

わずかに残った水色の防水は3年前に施工・・・・

緑の防水は10数年前に施工・・・・

 

 

プライマー(接着剤)が充分に塗られていなっかた事が原因の

一つではと考えられます。

 

しかし、この様な下地の悪い状態を面倒だからと見過ごして、

剥がさず・ハツリ落とさずにただ塗装・防水を上塗りしても

そう遠くない時期に必ず不具合は発生します。

虫歯の治療と同じで根こそぎ虫歯を根絶しないとどんな良い

金歯を上から被せても再発しますよね。

同じことなのです。

これだけの補修範囲は時間も動力も費やし大変ではありますが

我らがプロタイムズの職人さんは職人魂の熱い男ばかり！！！

契約内容には入ってなくとも徹底的に綺麗にしようと言う思いが

現場に居ると「ひしひし」と伝わります。

完工まではもう少しかかりますが、頼もしい職人と心をひとつに

このあとの頑張ります。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。