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建築設備について
2015年05月29日(金)
皆様こんにちは。建物診断課の赤嶺です。
今日は、「建築設備」についてお話させていただきます。
建築設備とは、電気・水道・ガス・通信・避難等多岐に亘りますが、どれも非常に重要な役割を担っています。
戸建住宅の建物診断で特に目につくのは、「給水管の腐食と排水管の破損」です。
下の写真は、先日診断させていただいた築21年の戸建住宅の高架水槽周辺給水管の現況です。
配管の継手(つぎて)部分に腐食が集中しています。
錆が発生していない直管部は、鋼管の内部にビニール管が施されているSGP-VB(塩化ビニールライニング鋼管)という耐候性の高い管材が使用されていると思われますが、継手については不明です。
鋼管は、ネジを切った継手部分から腐食が進行し易いですが、建物の竣工年に依っては、この継手内部にビニール管が施されていない場合があるのです。
給水管内部には、相応の水圧が常に掛かっているため、配管の内部腐食が進行すると、即漏水事故に至ります。
上の写真は同じ物件の別部位ですが、継手と継手の間の配管(ニップルと言います)の腐食が特に進行している状況です 😥 。
管の強度が著しく低下しているため、ちょっとした衝撃で配管が破断し、漏水に至る可能性が高いです。
次は、雨水配管の不具合をご紹介します。
屋上の雨水排水口ですが、ストレーナー(キャップ)がありません。
径が50mmしかないため、ゴミが詰まると即排水不良となります。
ちょっと解りずらいですが、上の写真は「伸長通気管」と呼ばれるもので、汚水や雑排水管内の円滑な排水のために欠かせない大事な配管です。
よく見ると、配管が穴あきになっています。
信じられないでしょうが、この穴に鳥が巣を作ったりすることもあるのです !。
ここには、「ベンドキャップ」と呼ばれるキノコのようなものを取り付ける必要があります。
このベンドキャップ自体は少額ですが、取付を行うには高額な「足場」を組み上げる必要があります。
外壁塗装を行う際に配管の保護塗装を含め一緒に実施すれば、効率が良くなりますよ 😀 。
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